【メンバーブログvol.12:茂藤圭祐】決まらなかった案件が教えてくれたこと
こんにちは。圭祐です。
私は現在、会社の不動産部で営業活動を行っています。
以前、弊社の建売物件にご興味を持ってくださったお客様がいらっしゃいました。
何度も現地に足を運んでいただき、上司も交えながら資金計画のシミュレーションなどのお話を進めていました。
初めて、内見の時から私がご一緒させていただいたお客様でした。
だからこそ、自然と力が入っていました。しかし、最終的にそのご縁は実りませんでした。
社内の方々にも助言をいただきながら進めていたこともあり、残念な結果になってしまったことに、正直、気持ちは沈んでいました。
その後、社長に報告をした時のことです。
「おうそうか、よくやったな。」
最初は、耳を疑いました。
うまくいかなかった案件に対して、「よくやった」と言われたのです。
今までの職場であれば、「なぜ決まらなかったのか」「どこが悪かったのか」そう問い詰められても不思議ではない状況でした。
それでも社長は、結果ではなく、そこに至るまでの過程に目を向けてくれました。
分からないなりに考え、周りに支えてもらいながらも、自分なりに向き合った時間。
その経験そのものを、認めてくれたのだと思います。
家を売るということは、単に物を売ることではありません。
それは、お客様がこれからの時間を積み重ねていく場所を決めることです。
多くの場合、住宅ローンという大きな決断も伴います。
簡単に決められるものではありません。
だからこそ、ご縁がなかったこともまた、一つの意味を持つのだと思います。
後日、その物件は専任の不動産会社様からのご紹介により、無事ご契約となる予定です。
(少し悔しい結果となりましたが。。)
現在は、お引き渡しに向けて、家具の搬出や清掃を行っています。
インスタグラムの紹介動画に試行錯誤した日々、凍結防止のために水を流しに通った冬の日、そのひとつひとつを思い出しながら、少しだけ、寂しさを感じています。
しかし同時に、これからこの家が、新しいご家族の時間を静かに見守っていくのだと思うと、不思議と嬉しい気持ちにもなります。
不動産営業とは、家を売る仕事であると同時に、誰かの人生の節目に立ち会う仕事なのかもしれません。
この案件・物件を通して、お客様に向き合うための考え方や姿勢を学ばせていただきました。
それが、私にとって何より大きな経験だったのだと思います。
茂藤 圭祐


