【メンバーブログvol.13:茂藤光祐】イヤイヤ期と、内的動機
1か月ぶりに、2歳の息子に会った。
いつもは東京にいる妻と息子。私は石川県で、ほぼ単身赴任みたいな生活をしています。
画面越しでは見ていたけど、やっぱり実際に会うと全然ちがいますね。
一緒に過ごしていると、息子がいきなり「やっほい!」と言いながらジャンプを見せてくれた。
最近は「やっほい」にハマっているらしい。
しかも、でんぐり返しまでできるようになっていた。
ついこの前まで、ジャンプもできなかったのに。
子どもの1か月って、大人の1年くらいの濃さがあるんじゃないかと思う。
成長を目の前で見られて、ただただ嬉しかったです。
で、その嬉しさの余韻も束の間。イヤイヤ期、しっかり始まっていました。
「やだ」
「ちがう」
「じぶんで」
自己主張が強くなっているのも、これまた成長なんだよなと思いながらも、なかなか大変。
「お風呂入ろう」と言ったら、「入らない」「服脱がない」と、きっぱり拒否。
こっちは早くお風呂に入れて、寝かしつけまでいきたいので正直、焦りました。
でもそのとき、ふと思ったんです。
あれ、今の自分、“お風呂に入らせる”ことが目的になってない?って。
“入らない”と言う息子と、“入らせたい”と思う自分が、正面衝突してたんだと思う。
なので、言い方を変えてみましたた。
「お風呂におもちゃ持ってって、遊ぼうか」
すると、さっきまで拒否していたのに、急におもちゃを選び始めて、早く入りたいと言わんばかりに服を脱ぎ始めました。
え、さっきまでのあれ何だったん?ってくらい。
今になって気づいたんですけど、これって、いわゆる「内的動機付け」の状態なのかと。
“入らされる”じゃなくて、“遊びたいから入る”に変わった瞬間。
親の「やらせたい」ではなく、子どもの中にある「やりたい」がスイッチになった。
外から押す力じゃなくて、内側から湧いてくる動機。
それが生まれたとき、人は自然に動くんだなと感じた。
ついつい人は他人をコントロールしようと思ってしまう。
その結果、命令や説得でその人をコントロールしようとするのが「外的動機」
自分の中から出てくる理由で動くのが「内的動機」
イヤイヤって、無理やり外から動かされそうになったときに出る防御反応なのかもしれない。
これって育児だけじゃなくて、仕事でも、人間関係でも同じだなと思った。
「こっちが正しい」
「こうすべき」
と押せば押すほど、反発は生まれる。
でも相手の中にある「やりたい」を見つけられたら、自然と良い方向に流れが変わる。
ぶつからずに、いい方向に持っていく。
そのためには、こっちが一歩引いて考える余裕がいる。
息子のイヤイヤに向き合いながら、自分のコミュニケーションの癖も見せられた気がした。
子どもに育てられているのは、たぶん、こっちの方だなと思う。
茂藤 光祐


