【メンバーブログvol.77:伊藤由加】パワースポット
皆さんはパワースポットなるものをお持ちでしょうか。
人によっては大自然の中とか、寺社仏閣とか、近くの公園などでしょうか。
私はというと、エネルギーチャージしているなと感じるのは本屋。
あの空間に入ると、すごくリラックスして、可能性を感じられる場所。
ここにある本、全部読んだらどんな怪物になれるのかって、未知の可能性を感じさせてくれる。
別の言葉でいえば、本という存在そのものが、私にとってパワースポットならぬパワーアイテム。
週に一回は行きたいなと思ってしまう。
なぜなのかと追求してみれば、おそらく本が今までの私の人生において、くれるもの、役立つと感じたことがたくさんあったからだと思う。
本とは不思議なもので、その本の題名や構成、装丁、紙、フォント、出版社からも、たくさんの人の思いというものが感じられる。まるで情報の塊。
例えば、長い間門外不出だった稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』。
もともとは社内出版物『京セラフィロソフィ手帳』をもとにしていて、盛和塾での講演をベースに一般向けの本になったらしい。そんな人生の経典のような本、経営者は見てみたいに決まっている。
その本が世の中に出ることになった時。
なぜサンマーク出版だったのだろうと、私は気になった。
調べてみると、京セラの紹介記事には、稲盛さんが『生き方』100万部突破のお祝いの席で、サンマーク出版の熱意や姿勢に感激し、その場で『京セラフィロソフィ』の出版を申し出たとあった。
サンマーク出版は、「誰かの明日を、晴れ晴れと。」を掲げている出版社でもあるらしい。
そういう背景まで知ると、その本についての「情報を知る」ということは、ただ文章を読むだけではなく、知らない人より何倍にも楽しんで読めるということなのだと思う。
そんな情報の塊が、「本屋」であり、「本」であるから、私はそれに触れていると、とても落ち着く。
エネルギーがチャージされている感覚になる。
そんな本をKindleなんかで読むのはもったいない、とまでは言わないけれど、やっぱり紙の本には紙の本のよさがある。
マニアックな人は、本の綴じ方や、閉じた時に紙のカットされた部分がそろっているかどうか、色、厚さなどで出版社さえ当てられるという。
そういう一つの物事に対して、多角的な視点を教えてくれたのもまた、本だったりする。
伊藤 由加

