【メンバーブログvol.84:伊藤由加】判断の壁
判断できるようになるまでって、一つ壁があるなって最近つくづく思います。
例えば、私が思うにレベル感ってこんな感じ。
Level 0:言動が自分の為であり、それを自分でも認識できていない。
Level1:自分は自分のために行動していることを認識している。
Level2:自分が良いと思う方法で、相手のために行動する
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Level3:相手に成りすまし、本当にほしいものを追求しようとする、または相 手のことはわからないから、自分が良いと思うものを押し付けずに提供できる。
Level4:サイキックレベル。経験値や観察眼などから、相手の欲求を高精度で当てることができ、行動できる。
Level5:ほぼ本人。
そして、このレベルの中で結構な人がつまずくのがレベル2と3の間。ここは大きな隔たりがあり、超えられる人が少ないように思う。
もちろんこれは、「相手に喜んでもらおう」という思いがベースになる。
そこで掲題に戻ると、これって仕事でも判断する時に必要になる観点じゃないかなと思っています。判断が出来ないのは、大方、情報が足りないから。
世の中にはlevel2の方がたくさんいて、その中でもクオリティや濃淡があるけれど、「情報の投げっぱなし」であることが多い。
「こういう有益な情報がありますけど、必要ですか?」という段階。
これって一見良さそうに思うけど、経営層からするとまたその紹介してくれたことに対して、必要かどうか、の「判断する」という面倒なおまけ付き。そうするとやっぱり面倒くさくって嫌になっちゃう。
ではレベル3はどうか。
きっとlevel3はこう言う。
「この情報は、以前おっしゃっていた課題のこの部分に効きます。リスクも低いので試す価値があります。進めておきましょうか?」
この違いは、相手の返答が「お願いします」で終わるかどうか。
実際には
・必要かどうかを考える
・他の選択肢と比較する
・実行方法を決める
という「判断コスト」を相手に丸投げしている感じ。
経営層にとってこれは地味に重い。良い情報なのに面倒になる。
かく言う私も、今でもまだまだ慣れることなんてないと思うし、ふと気を抜けばlevel2に格下げ。
たまにlevel4に行ける時があって、それがまた秘書の仕事の醍醐味で、私にとってそれはこの上ない「上質世界」で、蜜の味でもある。
でも一度もlevel3を体験したことない人がもしいるならば、私がやったことをぜひやってみて欲しい。
まずはその人に成り切ること。
その人の読んでいる本、漫画、好きな偉人、好みの食べ物、考え方、すべてやってみて欲しい。といってもそれをやる人は変人だと思うけど。
とりあえず私は、その当時、秘書としてついたボスの好みである「新世紀エヴァンゲリオン」をみるのが苦痛で仕方なかった。まだ当時はアマプラとかネトフリとか無い時代だったので、TSUTAYAで夜な夜な借りに行っては、碇シンジという主人公のひ弱さに「何がいい?」と思いながら好きになるポイントを必死でVHSの中に探した。奇しくも、エヴァの中には私の好きな要素は見当たらなかったけど、そうしていくうちに「なぜそれを好むのか」という判断軸が見えてくる。そこまでいくと、ついに提案の質が変わる。
もっとも、そういうことをやっているよ、と軽はずみに友人や周りの秘書に言ったら白い目で見られるのでお勧めしない。
勿論、そんな大層なことをしなくてもいい。ただその人の座っている椅子に座ってみるというだけでもいいと思う。
要は、頭の中で「自分が相手だったらどうするか?」と自分に相手を憑依させて真剣に考える。そしてその上で自分の意見を持つこと。
それを時間をとって一回でもやってみることがこの壁を越える一歩かなと思う。
伊藤由加

