【メンバーブログvol.105:茂藤 光祐】 賢いふりをするな。賢く振る舞え。
皆さんこんにちは。賢いように思われたい茂藤光祐です。
今週は、「頭がいいとは、どういうことなのか」について教えてもらえる本にであったので学んだことを共有しますね。
一般的に頭のよさというと、知識量が多い、計算が速い、難しい言葉を知っている、論理的に説明できる、といった能力を想像しますよね。
もちろん、これらも大切です。
しかし、仕事や人間関係の中では、知識を持っているだけでは、必ずしも「頭のいい人」とは思ってもらえません。
どれだけ正しいことを言っていても、相手に伝わらなければ意味がない。
どれだけ優れた考えを持っていても、周囲が動けなければ成果にはつながらない。
むしろ、知識を振りかざして相手を否定すれば、「頭はいいのかもしれないけれど、一緒には働きたくない」と思われてしまいます。
今週学んだ言葉の一つに、こんなものがあります。
「賢いふりをするな。賢く振る舞え。」
賢いふりとは、自分が正しいことを証明しようとすることです。
・難しい言葉を使う。
・相手の間違いを指摘する。
・自分の知識や経験を披露する。
・議論に勝とうとする。
一方で、賢く振る舞うとは、その場の目的を理解し、相手と一緒によりよい結果をつくることです。
・相手が理解できる言葉に置き換える。
・話しやすい雰囲気をつくる。
・相手の意見の背景を想像する。
・意見が違っても、共通する目的を探す。
つまり、仕事における賢さは、自分一人の中で完結する能力ではありません。
自分の言動によって、相手がどう感じ、どう考え、どう動くのか。
そこまで考えて初めて、知識は価値に変わります。
これを「学校的知性」と「社会的知性」という言葉で考えると、分かりやすいかもしれません。
学校的知性は、問題に対して正しい答えを出す力です。
一方、社会的知性は、答えが一つではない状況の中で、相手との関係を築きながら、物事を前に進める力です。
社会に出ると、こちらの方が求められる場面が多くなります。
会社の中で問題が起きたときも、「誰が悪いのか」を追及するだけでは、組織はよくなりません。
そこで大切になるのが、もう一つの学んだ言葉です。
「人と戦うな。課題と戦え。」
人と意見がぶつかると、いつの間にか本来解決すべき問題ではなく、相手に勝つことが目的になってしまうことがあります。
「自分の方が正しい」「相手に分からせたい」「なぜ理解してくれないのか」
この状態になると、相手は敵になります。
しかし、本来戦うべき相手は、目の前にいる人ではありません。
よくある企業でいえば
・売上が上がらないこと。
・情報共有ができていないこと。
・お客様の満足度が下がっていること。
・仕事の仕組みが整っていないこと。
これらの課題が、本当の相手です。
意見の違う人同士でも、「この課題をどう解決するか」という方向を向けば、同じチームになることができます。
相手を変えようとするのではなく、一緒に課題を見る。
「誰が悪かったのか」ではなく、「なぜこの問題が起きたのか」
「あなたの考えは間違っている」ではなく、「目的を達成するためには、何が必要なのか」
問いを変えるだけで、話し合いの質は大きく変わります。
知識を持つことは大切です。
論理的に考えることも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、その知識や思考力を、誰のために、何のために使うのかということだと思います。
自分の優秀さを証明するためではなく、相手の理解を助けるために使う。
議論に勝つためではなく、課題を解決するために使う。
人を動かすためではなく、その人が自分で動き出せるように使う。
他者から「あの人は頭がいい」と言われる人は、単に知識が多い人ではありません。
話を聞いてくれる人。
考えを整理してくれる人。
難しいことを分かりやすく伝えてくれる人。
感情的にならず、一緒に解決策を考えてくれる人。
そのような人が、社会の中では「賢い人」と評価されるのだと思います。
私自身も、言葉によって相手や組織、案件が少しでも前に進んだのかを考えていきたいと思います。
賢いふりをするのではなく、賢く振る舞う。
人と戦うのではなく、課題と戦う。
知識を見せる人ではなく、知識によって人を助けられる人になる。
これが、今週の私の学びです。

