【メンバーブログvol.107:茂藤 圭祐】 先入観を捨てる
ワールドカップが開幕しました。
朝起きが定着してきた私は、可能な限り試合を観戦しています。おかげで毎日寝不足ですが、それでも観てしまうのがワールドカップの魅力です。
今回取り上げたいのは、本田圭佑さんの解説です。
日本の初戦となったオランダ戦。試合中、本田さんが相手選手を見て、
「彼はどこのチームなんですか?」
と話していました。
その選手はイタリアリーグでも活躍している有名なサイドバックだったため、解説者であれば事前に確認しておくものではないかと、なんなら知ってるだろうと
私は少し不思議に感じました。
しかし試合が進むにつれて、本田さんは、
「この選手は足が伸びる」
「フィジカルがしっかりしている」
「ディフェンスへの戻りが少し遅い」
など、プレーを見ながら選手一人ひとりの特徴や役割を捉えていきました。
事前に得た情報や選手の知名度だけで判断するのではなく、目の前で実際に起きていることを観察し、自分の言葉で伝えていく。その姿勢が、とても印象に残りました。
あえて先入観を持たず、当日の状態やその瞬間のプレーから判断する。
普段からサッカーを詳しく観ている人だけでなく、ワールドカップをきっかけに観戦する人にも、本田さんと同じ目線で選手の特徴を発見していける、分かりやすい解説だったのかもしれません。
結果として、その瞬間ごとの素直なリアクションが面白く、一般的な解説とは違った魅力が生まれていました。それでいて、試合が進むほど選手の特徴を的確に捉えていく姿に、私はすっかり魅了されました。
私たちは、過去の経験や事前に得た情報をもとに、目の前の人や物事を判断してしまいがちです。
もちろん、準備や知識は大切です。しかし、事前情報にとらわれすぎると、今起きている変化や、その人が本来持っている良さを見落としてしまうこともあります。
知っているつもりにならず、まずは目の前のものをよく見る。
そして、自分が感じたことをもとに考え、判断する。
本田さんの解説を通して、先入観を捨てて観察することの大切さと、知らないことを素直に「知らない」と言えることの強さを感じました。

