【メンバーブログvol.120:茂藤 圭祐 】真似る≒学ぶ
かの有名な芸術家、サルバドール・ダリは、
20世紀を代表するスペインの芸術家の一人です。
溶けた時計が描かれた『記憶の固執』をはじめ、現実ではあり得ないような世界を独特の感性で表現し、今なお世界中に大きな影響を与え続けています。
一見すると、誰にも真似できないほど奇抜で独創的な人物に見えるダリですが、そんな彼が残したとされる言葉があります。
「何も模倣しない者は、何も生み出さない」
「学ぶ」という言葉自体も「真似る」からきているとも言われています。
一見、「真似る」「パクる」「コピーする」といったことは、マイナスに捉えられがちです。
しかし、そもそも完全に何もないところから、突然何かが生まれることはほとんどありません。
新しい考え方や表現も、これまで見てきたもの、聞いてきたこと、経験してきたことを吸収し、それらを自分なりに組み合わせることで生まれていくのだと思います。
幸いなことに、この会社には優秀な方々がたくさんいて、僕自身、言ってしまえば「真似し放題」の環境で働かせていただいています。
余計なことを考えず、自分自身が勝手に作っている変なルールやパラダイムを外し、周りの人の尊敬できる部分をどんどん真似していく。
考え方、仕事の進め方、人との接し方、言葉の選び方。
まずは素直に真似をし、それを繰り返していく中で、少しずつ自分なりの考え方ややり方が加わり、最終的に「独自の自分」が作られていくのだと思います。
そこで重要なのは、おそらく
「素直に受け止めること」
「常にアンテナを張っておくこと」
自分には直接関係のない社内での会話でも耳を傾け、
「この人は、こういうふうに考えるんだ」
「なぜ、この人はそう考えたんだろう」
と、一歩踏み込んで考えてみる。
ただの会話として聞き流してしまえば、それで終わります。
しかし、「ここから何か一つでも吸収できないか」という視点で周囲を見ることができれば、日常の何気ない会話や出来事のすべてが、自分自身を成長させるチャンスに変わっていくのだと感じました。

