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【メンバーブログvol.68:伊藤由加】着飾らない

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【メンバーブログvol.68:伊藤由加】着飾らない

【メンバーブログvol.68:伊藤由加】着飾らない

“Consider the lilies of the field, how they grow; they toil not, neither do they spin:”

“And yet I say unto you, That even Solomon in all his glory was not arrayed like one of these.”

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「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」

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※これは、ミッション系の高校に通っていた頃から、なぜかずっと心に残っている聖書の一節。

 

私は、老若男女を問わず、内面も外見も着飾っていない人が好き。

それはもう、ほとんど憧れに近い。

食べ物ですら、素材そのものの味が生きているものに惹かれる。

 

若い頃の私は、やっぱりいろいろと付け足していた。

それがまるで正義であるかのように、自分を隠すようにして、内面も外見も着飾ってきたのだと思う。

 

いろいろありすぎた30代後半に差しかかった頃、ふと、すーっと醒めるような感覚があった。

少し距離を置いて自分を見てみたとき、私はいろいろ見誤ったまま、自分を飾り立てていたのだと気づいた。

 

髪にはエクステ。目にはマツエク。爪にはジェル。

何だ、この「偽物3点セット」は、と自分で思った。

 

内面も同じだった。

この人にも、あの人にもいい顔をして、自分の意思がどうであれ、求められるままに振る舞う。

まるで、最初からそこに座りたかったかのような顔をして、空いている席にするりと座っていく。そんな自分がいた。

 

いつしか私は、そういうもののほとんどに嫌悪感を覚えるようになった。

外側を取りつくろったものは、いつか劣化する。

内側まで取りつくろう生き方は、なおさら私の美学に反する。

 

だからこそ、自分を曝け出し、自分の持っているものを堂々と「これが自分だ」と言える人を、私はかわいいと思う。

そして、私もそうありたいと、素直に思う。

 

そのことに気づいてから、年を重ねるごとに、私は少しずつ生きやすくなってきました。

道端の花も、そのままだから、美しい。

伊藤 由加

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